4年間の活動を終えて。Happy3days、復活の時まで。
このブログでも何度か取り上げてきた福知山のご当地アイドル、Happy3days(通称ハピスリ)が先日4月19日を持って解散しました。
◆大切なお知らせ◆
— Happy3days (@happythreedays) 2020年2月23日
先程の定期公演内で
発表させて頂きました。
2020年4月19日のライブをもちまして
Happy3daysは解散致します。
突然のお知らせとなり
申し訳ございません。
最後まで福知山の
ご当地アイドルとして
全力で活動します。
よろしくお願い致します。#Happy3days pic.twitter.com/ucUiHMmSdp
解散が発表されたのは2月のことでしたが、コロナウイルスでの自粛要請が重なり、活動拠点である福知山での解散ライブも中止になってしまい、メンバー4人がLINE LIVEを通してそれぞれメッセージを伝えたあと解散するという形になりました。尚、中止されたライブは復活ライブとして時期は未定ではあるものの開催されるとのことで、それまでメンバーやグループのTwitterのアカウントなどは残っているそうです。
2016年、ご当地アイドルという言葉に縁がなかった京都府・福知山市を拠点に地道にライブ活動を重ね続け、2018年には福知山初のアイドルフェスを開催するなど、それまでなかった新しい風を吹き込んでくれたグループでした。ハピスリがきっかけで福知山のお店に訪れたというファンの方も多く、福知山にアイドル文化を根付かせてくれた貴重な存在だったと思います。
初期からメンバーは入れ替わり、これまで5人のメンバーが活動を離れましたが、1期生である宇佐美るいさんと朔間うららさん、それに運営スタッフの方が中心となり、一生懸命ハピスリのエネルギーを受け継いでくれました。関西注目のご当地アイドルとしてメディアに取り上げられることも増え、今年1月にはNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の特番に関連して一瞬ですが全国放送で取り上げられたこともありました。
YouTubeチャンネルでは街頭調査や、地元の観光スポットをアピールする企画なども行っていました
ハピスリの魅力とは
4年間応援してきて感じたハピスリの魅力は、とにかくメンバーの個性が豊かなこと、そしてスタッフさん含め全員の人柄、エネルギーが素晴らしかったな、ということです。ひたすらに一生懸命で、それでいてちょっと関西人っぽさのあるコメントだったりノリだったり、おちゃらける時はおちゃらける雰囲気が好きでした。どこのグループもそうだと言われればそうなのですが、ライブのパフォーマンスからはひたすらに熱量が伝わってきて、LINE LIVEやTwitterでは一転してゆる〜い雰囲気になるギャップが魅力的でした。すでに知名度が全国区のアイドルさんが出演するライブに対バンで福知山から遠征をしている姿を見て、遠目ながらに頼もしい存在だなと感じていました。
そして、ハピスリにハマった方が語られる魅力の一つとして、よく「楽曲の良さ」が挙げられます。私は音楽の専門知識がないので詳しくは語れないのですが、ハピスリというグループにマッチした楽曲をプロデューサーの土倉健吾さんが知り尽くされているというか、彼女たちの姿に重ね合わせることができる楽曲を最後まで提供されていました。いわゆる「王道J-POP」的な曲が多いな、と個人的には感じるのですが、意外に王道アイドル的なノリの曲は少なく、ロックサウンドがメインです。そして実際に福知山に訪れた方なら分かると思うのですが、福知山ののんびりしつつも地方都市として発展した街並みと、このロックサウンドの相性がすこぶる良いのです。「長い国道の坂」など、福知山に来たことがある人ならなんとなく「あそこのことかな?」と想像できる余地が残してあるのも、土倉さんの作られる楽曲の好きな部分でした。
福知山市のロケーションも含め、「海の京都」エリアで撮影されたMV「Time」
城下町として発展しつつ、どこか懐かしさが残る福知山の街並み(著者撮影)
最後に
何度もこのブログで取り上げるくらいにはハピスリというグループが好きで、今もなんとも言えない喪失感が残っているのですが、メンバーが最後に一様に「また復活ライブで会おう」「それまで元気でいようね」と言っていたのを忘れず、こんなご時世ですがまた福知山にハピスリの音楽が響き渡ることを願って、その日までHappy3daysというグループの記憶が消えないようにしたいな、と思います。
改めて、メンバー・スタッフの方々、4年間ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
まだ僕、君のこと知らないけど
世界は繋がってる
どこかで待っている君のために
届けるのさこの声を